関数の概要
process.cwdとは、Node.jsで現在の作業ディレクトリ(Current Working Directory)を取得するための関数です。プロセスが実行されているディレクトリのパスを取得することができ、ファイルやディレクトリのパスを操作する際に便利です。
パラメータの説明
引数 | 型 | 用途 |
---|---|---|
なし | なし | 現在の作業ディレクトリのパスを取得する |
戻り値
戻り値は文字列型(String)で、現在の作業ディレクトリのパスが返されます。この関数は同期処理であり、即座に結果が返されます。
使用例
以下に、process.cwdの使用例を示します。
const currentDir = process.cwd();
console.log(currentDir);
別の例として、ファイルパスの結合にも利用できます。
const path = require('path');
const fullPath = path.join(process.cwd(), 'index.html');
console.log(fullPath);
関連する関数
- process.chdir() – 作業ディレクトリを変更する関数
- __dirname – 実行中のスクリプトがあるディレクトリのパスを取得する特殊変数
まとめ
process.cwdは現在の作業ディレクトリのパスを取得するための便利な関数です。ファイルパス操作やファイルの読み書きなど、作業ディレクトリのパスが必要な場面で活用できます。ただし、実行環境によって異なる可能性があるため、注意が必要です。