get_terms() 関数の概要
get_terms()関数は、WordPressのデータベースから指定されたタクソノミー（分類）に基づいてターム（用語）を取得するための関数です。この関数を使用することで、カテゴリ、タグ、カスタム分類などのターム情報を配列として取得することができます。取得したターム情報には、タームID、名前、スラッグ、説明、親タームIDなどが含まれます。特定の条件に基づいてタームをフィルタリングしたり、カスタムタクソノミーを扱ったりする際に便利です。
パラメータの説明
get_terms()関数には、複数のオプションパラメータを設定することができます。主なパラメータは以下の通りです：
$taxonomy(string|array) – 必須: 取得したいタクソノミーの名前を指定します。文字列または文字列の配列を指定できます。$args(array|string) – オプション: タームの取得条件を指定するための配列またはクエリ文字列。主な引数は以下の通りです：orderby(string): タームの並び替え基準を指定します。’name’、’count’、’slug’、’term_group’、’term_order’、’none’などを指定できます。デフォルトは ‘name’ です。order(string): 昇順（’ASC’）または降順（’DESC’）を指定します。デフォルトは ‘ASC’ です。hide_empty(bool|int): 投稿が含まれていない空のタームを非表示にするかどうかを指定します。デフォルトは true です。include(array): 特定のタームIDを含めるリストを指定します。exclude(array): 特定のタームIDを除外するリストを指定します。parent(int): 親タームIDを指定します。指定された親タームの子タームのみを取得します。child_of(int): 特定のタームIDの子孫タームを取得します。number(int): 取得するタームの数を指定します。fields(string): 取得するフィールドを指定します。’all’（デフォルト）、’ids’、’names’、’count’、’id=>parent’などを指定できます。
使用例
以下は、get_terms()関数を使用して特定のタクソノミーのタームを取得し、表示する例です：
<?php
$args = array(
'orderby' => 'name',
'order' => 'ASC',
'hide_empty' => false
);
$terms = get_terms('category', $args);
if (!empty($terms) && !is_wp_error($terms)) {
foreach ($terms as $term) {
echo 'ターム名: ' . $term->name . '<br>';
echo 'タームスラッグ: ' . $term->slug . '<br>';
echo 'ターム説明: ' . $term->description . '<br>';
echo '親タームID: ' . $term->parent . '<br>';
echo '投稿数: ' . $term->count . '<br><br>';
}
} else {
echo 'タームの取得に失敗しました。';
}
?>この例では、’category’というタクソノミーからすべてのタームを取得し、それぞれのタームの詳細を表示しています。
関連する関数
get_term(): 特定のターム情報を取得するための関数です。get_the_terms(): 投稿に関連付けられたターム情報を取得するための関数です。wp_get_post_terms(): 投稿に関連付けられたタームを取得するための関数です。the_terms(): 投稿に関連付けられたタームをリンク付きで表示するための関数です。
