fs.chmod

関数の概要

fs.chmodは、Node.jsのファイルシステムモジュール(fsモジュール)に含まれる関数の一つです。この関数は、指定されたファイルやディレクトリのパーミッション(アクセス権限)を変更するために使用されます。具体的には、ファイルやディレクトリに読み取り権限や書き込み権限、実行権限などを設定することができます。

パラメータの説明

引数 用途
path string パーミッションを変更したいファイルやディレクトリのパス
mode number 新しいパーミッションを示す値(例:0o755)

戻り値

fs.chmodはコールバック関数を使用し、成功時はnullを返します。非同期的に処理されるため、コールバック関数内で処理結果を取得します。

使用例

ファイルの読み取り権限を与える例:


fs.chmod('file.txt', 0o644, (err) => {
  if (err) throw err;
  console.log('File permission changed');
});

ディレクトリの実行権限を与える例:


fs.chmod('directory', 0o755, (err) => {
  if (err) throw err;
  console.log('Directory permission changed');
});

関連する関数

  • fs.chown: ファイルやディレクトリの所有者を変更する
  • fs.mkdir: ディレクトリを作成する

まとめ

fs.chmodは、ファイルやディレクトリのパーミッションを変更するための関数です。適切なパーミッションの設定はセキュリティやファイルの利用に重要な役割を果たします。注意点として、誤ったパーミッション設定はデータの漏洩やセキュリティの脆弱性を引き起こす可能性があるため、慎重に扱う必要があります。