関数の概要
process.memoryUsageはNode.jsにおいて現在のメモリ使用量を取得するための関数です。この関数を使用することで、プログラムのメモリ使用状況を把握し、メモリリークやパフォーマンスの問題を特定することができます。
パラメータの説明
パラメータ | 型 | 用途 |
---|---|---|
heapTotal | Number | ヒープ全体の割り当てメモリ量を示す |
heapUsed | Number | ヒープセグメントに割り当てられたメモリ量を示す |
rss | Number | Resident Set Size(RSS)メモリの使用量を示す |
戻り値
戻り値はオブジェクト型で、各プロパティにメモリ使用量がキーバリュー形式で格納されています。同期的に処理されるため、即座に値を取得できます。
使用例
以下に、process.memoryUsageの使用例を示します。
const memUsage = process.memoryUsage();
console.log(memUsage);
非同期処理中にメモリ使用量を確認する例:
setInterval(() => {
console.log(process.memoryUsage());
}, 1000);
関連する関数
- process.cpuUsage: CPU使用量を取得する関数
- os.totalmem: システム全体のメモリ量を取得する関数
まとめ
process.memoryUsageは現在のメモリ使用量を取得し、プログラムのメモリ管理を助けるための便利な関数です。定期的に使用量を監視することで、メモリ関連の問題を事前に発見し、パフォーマンスを向上させることができます。