array_unshift

関数の概要

array_unshift は、PHPの配列操作関数の一つで、指定した配列の先頭に1つ以上の要素を追加するために使用します。この関数を使うと、元の配列の最初の位置に要素を挿入でき、元の配列のインデックスが自動的に調整されます。文字通り「配列の先頭に要素を押し込む」イメージです。

パラメータの説明

  • array(参照渡し): 要素を追加したい元の配列を指定します。この配列が直接変更されます。
  • values(複数指定可能): 配列の先頭に追加する1つ以上の値を指定します。複数の値を指定した場合は、左から順に配列の先頭に追加されます。

戻り値

array_unshift は、追加後の配列の要素数(int)を返します。失敗した場合は false が返りますが、通常は成功すると考えて問題ありません。

使用例

基本的な使い方

<?php
$fruits = ['apple', 'banana'];
array_unshift($fruits, 'orange');
print_r($fruits);
?>

この例では、”orange” を配列 $fruits の先頭に追加しています。結果は ['orange', 'apple', 'banana'] となります。

複数の要素を先頭に追加する

<?php
$numbers = [3, 4, 5];
array_unshift($numbers, 1, 2);
print_r($numbers);
?>

この例では、”1″ と “2” の2つの値を先頭に追加しています。結果は [1, 2, 3, 4, 5] となります。

連想配列に対する利用例

<?php
$user = ['name' => 'Taro', 'age' => 30];
array_unshift($user, 'male');
print_r($user);
?>

連想配列でも使えますが、数値のキーが追加されるため注意が必要です。この例では新たに数値キーの 0 => 'male' が追加され、既存のキーは維持されます。

関連する関数

  • array_push – 配列の末尾に要素を追加する関数
  • array_shift – 配列の先頭の要素を取り出し、配列から削除する関数
  • array_pop – 配列の末尾の要素を取り出し、配列から削除する関数
  • array_splice – 配列の任意の位置に要素を挿入・削除する高度な配列操作関数

まとめ

array_unshift は、PHPで配列の先頭に要素を簡単に追加できる便利な関数です。複数要素の追加も可能で、配列の順序を自由に変更したいときに役立ちます。特に、キュー操作やスタックのような先頭・末尾の取り扱いが必要な場面で活躍します。実務でも多用される基本的な配列関数の一つなので、使い方をしっかり押さえておきましょう。