the_permalink()

関数の概要

the_permalink() は、WordPressテーマ内で現在の投稿やページのパーマリンク(恒久的なURL)を表示するために使用される関数です。この関数は、ループ内やテンプレートファイル内で呼び出され、現在の投稿やページのパーマリンクを画面に出力します。パーマリンクは、特定の投稿やページへの直接リンクを提供するために使用され、訪問者が簡単にそのコンテンツにアクセスできるようにします。

パラメータの説明

the_permalink() 関数は引数を受け取りませんが、リンクの形式やスタイルをカスタマイズするためにテンプレートタグ内で使用されます。

使用例

以下は、the_permalink() 関数を使用して投稿やページのパーマリンクを表示する基本的な例です:

<a href="<?php the_permalink(); ?>"><?php the_title(); ?></a>

この例では、投稿やページのタイトルをリンクテキストとして使用し、そのリンク先にパーマリンクを設定しています。

関連する関数

  • get_permalink(): パーマリンクを取得し、返しますが、表示はしません。the_permalink() 関数と異なり、パーマリンクを変数に格納するために使用されます。
  • the_title(): 投稿やページのタイトルを表示するために使用されます。
  • the_content(): 投稿やページのメインコンテンツを表示するために使用されます。
  • the_excerpt(): 投稿やページの抜粋を表示するために使用されます。

パーマリンクのカスタマイズ

WordPressでは、パーマリンクの形式をカスタマイズすることができます。管理画面から設定する場合は、「設定」>「パーマリンク設定」から行います。カスタム構造を使用する場合、以下のようなタグを使用できます:

  • %postname%: 投稿のスラッグ
  • %post_id%: 投稿のID
  • %category%: 投稿のカテゴリー
  • %author%: 投稿の著者名

例:パーマリンクの表示をカスタマイズする関数

特定の形式でパーマリンクを表示するためのカスタム関数を作成することもできます。以下は、投稿のタイトルとパーマリンクを特定のHTML形式で表示する例です:

function custom_permalink_display() {
    echo '<div class="custom-permalink">';
    echo '<h2><a href="' . get_permalink() . '">' . get_the_title() . '</a></h2>';
    echo '</div>';
}

この関数をテンプレートファイル内で呼び出すことで、カスタマイズされたパーマリンク表示を実現できます。

the_permalink() 関数を使用することで、テーマのテンプレートファイル内で投稿やページへのリンクを簡単に生成し、訪問者がそのコンテンツにアクセスしやすくすることができます。